会社員は会社に依存している時点で危険だというのは本当だろうか。フリーランスは縛られないから最高ゥーというのは本当だろうか。
フリーランス最高ゥーとか言っちゃう輩はフリーランスになってまだ苦い経験をしたことがないのだろうと勝手に思っている。
フリーランス一筋の私に言わせればそんな輩はまだまだお尻が青い、青二才なのだ。
青青うるせーなと思ったそこの君にひとつお知らせしておくと今回のテーマは「青」である。
フリーランスになって8年になる。思い返せば苦汁をなめてなめてなめまくった8年間だった。
つい先日もGoogleのコアアップデートにより、多くのアフィリエイターやブロガーの悲惨な声がTwitter上に溢れ返った。
かくいう私もGoogleアップデートの一撃を喰らい、収益の半分以上が吹き飛ぶという経験をしたことがある。だから、初めてそういう状況になった人が悲鳴を上げる気持ちは痛いほど分かる。まさに青天の霹靂だっただろうなと。
とどのつまり、こうして収益がきれいさっぱり吹き飛ぶリスクがあるにも関わらず、フリーランス最高ゥーとフリーランス側の人間が無責任に煽っていることが問題なのではと思うわけだ。
会社員は会社に依存している時点で危ないと物申す青二才のフリーランスくんには、こちらも全力で反論しよう。
いいか?webライターはクライアントに依存するし、ブロガーはGoogleに依存する。クライアントが終わりと言えば契約も終わり。Googleがダメと言えばダメなのである。
つまり、フリーランスとて君が声高に批判する企業とやらに依存しているのだ。フリーランスがフリーだと思ったら大間違いである。
フリーランス一筋の私からすれば、毎月決まった給料が振り込まれるシステムは控えめに言っても“隣の芝生はめっちゃブルー”なのだ。
アクセスが吹き飛んだその日のツラの青さといったら、芝生のそれとは比べ物にならないぞと。血の気も引いちゃって白色も混じってるぞ、と。
一体誰に何を反論しているのかは自分でもサッパリ分からないが、要するにフリーランスは甘くないってことである。
それでもこうして私がフリーランスを続けられているのは、言葉では言い表せないフリーランスの良さがあるからだろう。
最高ゥー!稼げるゥー!とは違った何かがあるのだ。
無類のサッカー好きである私が「青」で真っ先に思い浮かべるのは日本代表のユニフォームである。サムライブルーと呼ばれるアレ、にっぽんチャチャチャ!のアレだ。
青の甲冑を身にまとい、侍のごとく敵陣へと切り込んでいく彼らの姿を見ると、土俵は違えど自分も彼らのように強くたくましく生きたいと思わずにはいられない。
一度や二度Googleのアップデートで吹き飛ばされたっていいじゃないか、俺たちの良さは諦めないところだろう?心からそう思わせてくれるのだ。
どんなに苦しい状況でも勝利を目指して悠然と立ち向かっていく、私もそんなサムライでありたい。Googleなんかには負けない。
誰にも縛られない生き方に憧れ、フリーランスを志した21歳。
あの頃の自分が描いた青写真を手に入れるため、今日も今日とて書くのであります。
自分チャチャチャ。おーれチャチャチャ。わたしチャチャチャ。
みんなチャチャチャ!